2011年のクラウド予測10項目:第10話

ZDNet.comJames Staten氏が投稿している2011年の予測10項目について検証してみたいと思います。これはインフラ担当のマネージャに向けたメッセージでもあります。

クラウドセキュリティは証明される

ただしクラウドプロバイダ以外によってだ。何故ならクラウドセキュリティはプロバイダのみの責任ではなく、(ユーザとプロバイダが協力して)共に実現するものだからだ。すでにクラウドでHIPPA、PCI、あるいは他の基準に合致するものが出てきている。Amazon AWSのISO27001に見られるように、クラウドプロバイダ側はやるべきことをやっている。このような試みのベストプラクティスは2011年には広まってくるであろう。高いセキュリティのバーを越えるまで、クラウドを見合わせるというのはやめるべきだ。セキュリティが問題にならないアプリケーションからでもスタートしてみるべきだ。

2011年のクラウド予測10項目:第9話

ZDNet.comJames Staten氏が投稿している2011年の予測10項目について検証してみたいと思います。これはインフラ担当のマネージャに向けたメッセージでもあります。

情報は力で利益の源泉になる

クラウドは企業が情報からその意味するところを見出すのに役立つとともに、情報から売上を生み出すのにも役立つ。Windows Azure DataMarketなどのサービスはデータソース活用を容易し、かつ自身がそのプロバイダーになるであろう。
The Associated Press、Dun & Bradstreet、ESRIなどがそのモデルだ。
あなたもこれらのプロバイダーに続くプロバイダーになりえる。どのような価値のあるデータを貯めこんでいるだろうか。

2011年のクラウド予測10項目:第8話

ZDNet.comJames Staten氏が投稿している2011年の予測10項目について検証してみたいと思います。これはインフラ担当のマネージャに向けたメッセージでもあります。

クラウド標準はまだ定まらない

クラウドの標準を定めようと、NIST、Cloud Security Alliance、DMSTなどが動いているが、まだ市場は標準を定めるほど熟していない。ただしこれは、2011年に進展がないということを意味しない。ドラフト版の仕様ができ、いくつかまとまったものが2011年中にできるかもしれない。適用自体はまだだ。だからと言って、クラウドを使用しないようにする、ではいけない。ほとんどはこれまでの標準化の動きを取り入れているからだ。セキュリティ、ウェブサービス、ネットワーキング、プロトコルなどの既存の標準は全てクラウドで利用されている。またクラウド管理ツールは、クラウド間の差を抽象化することに最大限の努力をしている。

2011年のクラウド予測10項目:第7話

ZDNet.comJames Staten氏が投稿している2011年の予測10項目について検証してみたいと思います。これはインフラ担当のマネージャに向けたメッセージでもあります。

BIのギャップが広がる

ビジネスインテリジェンスがセキュアなデータウェアハウスを意味するのであれば、すぐにギャップのどちら側に自身が位置しているかを知ることになる。
Amazon Web ServiceのElastic Map Reduce、1010Data、BI Unificationなどのクラウド技術がリアルタイムのインテリジェンスやシステムをまたがった洞察を可能にし、競合が動く前にマーケットシフトを起こす事が出来る。

2011年のクラウド予測10項目:第6話

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クラウド経済学にスイッチが入る

クラウド経済学は広く知られている。すなわち利用した分のみ支払うというものだ。ただし、このメカニズムは学ぶものではなく、ツールとして利用するものだ。クラウド経済学第一章は、アプリケーションを弾力的にし、クラウドプラットフォームに適合させ、そのアプリケーションを出し入れすることにより、コストを継続的にゼロにすること。
第二章は、アプリケーションの設計と最適化により、最大限に利点を活用すること。
第三章は、利益最大化のために、いつ、どのクラウドを使えばいいかを熟知すること。Amazon web serviceのスポットインスタンスや、Enomalyのスポットクラウドの使用事例をさんしょうすることやクラウド価格計算機を利用すること。
IaaSなどのクラウド分野が一般化するにつれ、マーケットを操れるようなツールが重要になる。

2011年のクラウド予測10項目:第5話

ZDNet.comJames Staten氏が投稿している2011年の予測10項目について検証してみたいと思います。これはインフラ担当のマネージャに向けたメッセージでもあります。

ワークステーションのアプリケーションがHPCの世界を拡げる

Autodesk(代表的なCADソフトメーカーの1つ)のキュムラス(Cumulus)プロジェクトや、GreenButton(ニュージーランドベースのクラウドプロバイダ)に連なるソフトウェアベンダーが示しているように、HPCへの対応は、自らのビジネスを拡大するためにやっているのであって、自らのビジネスを危険にさらすためにやっているわけではない。

これらの会社は、クラウドをアプリケーションの背後に押しやる方法を知っており、これらにより、Game-changing(これまでの仕組みを根本から変えてしまうような)生産性を実現している。すなわち潜在的にはグリッドコンピューティングなみの性能を、カスタマは特別な労力をほぼなんら必要とせず実現できてしまうことだ。これはクラウドの経済性を享受できるとともに、従来のスーパーコンピューティングを覆してしまいかねないものだ。

2011年のクラウド予測10項目:第4話

ZDNet.comJames Staten氏が投稿している2011年の予測10項目について検証してみたいと思います。これはインフラ担当のマネージャに向けたメッセージでもあります。

コンプライアンスの整備によりコミュニティクラウドが出現

バイオ技術の分野では、すでにこの方向に進んでいる。米国連邦政府のI&Oチームが試験的に実施しており、セキュリティやコンプライアンスについてもその中に組み込まれている。業界の他社が皆同じことをやっているにも関わらず、何故自社のプロセスだけ、FDA要件に合致させようと悩まねばならないのか。Cmed Technology社がその解にあたるものを持っている。

2011年のクラウド予測10項目:第3話

ZDNet.comJames Staten氏が投稿している2011年の予測10項目について検証してみたいと思います。これはインフラ担当のマネージャに向けたメッセージでもあります。

ホスト型プライベートクラウドが社内クラウドを3対1でリードする

エンパワーされた者がパブリッククラウドへ走る最大の理由はスピードだ。なにしろこれらのサーバにものの数分でアクセス可能となる。プライベートクラウドは、この要求に一度とならず継続して応えねばならない。すなわち、自動化ソフトウェアにより実行される標準のプロセスが必要で、決してヒーロー的なVMware管理者によって実現されるものであってはならない。ほとんどの企業は(そのような自動化ソフトウェアに)バトンを渡す体制になっていない。しかしサービスプロバイダ側であれば2011年には準備完了となる。これがプライベートクラウドへの最短ルートであり、このルートをとるべきだ。

(ホスト側プライベートクラウドは、仮想プライベートクラウド(VPC)とも呼ばれるもの。)

2011年のクラウド予測10項目:第2話

ZDNet.comJames Staten氏が投稿している2011年の予測10項目について検証してみたいと思います。これはインフラ担当のマネージャに向けたメッセージでもあります。

プライベートクラウドを構築し失敗する

これは悪いことではない。この失敗を通じてクラウド環境を運用するために本当に何が必要かを学ぶことができる。従ってこれを踏まえたうえで、戦略としては、素早くかつ目立たないよう失敗することだ。大きく目立ったり、あまりにも高い希望を持ったことをしないこと。小さく始め、学習し、その後で拡大すること。

2011年のクラウド予測10項目:第1話

ZDNet.comJames Staten氏が投稿している2011年の予測10項目について検証してみたいと思います。これはインフラ担当のマネージャに向けたメッセージでもあります。

エンパワーされた者が我々を導く

権限や能力を身につけたということを意味するエンパワー(Empowered)

Forresterの”Empower”と題された新しい本に出てくるのは、新しいタイプのITリーダーで、部下としてあたたのために働くのではない。彼らはビジネスのために働くのであって、”入出力”のために働くのではない。リレーションを変革し、カスタマーサポートを改善し、新製品を設計し、予測しなかった方法で価値を提供するためにビジネスの先端で技術を活用していく。

あなたがいかにより良い判断ができるとしても、彼らが判断できるようにしなければならない。第一線の社員は市場の変化に最初に接するのであり、変化に対応するためにビジネスをリードするためのベストポジションにおり、クラウドサービスに乗り換え、変化を起こすことができるのだ。ただし常にベストな活用方法を知っているわけではない。ここがあなたが関与すべき場所だ。

Empowerはなかなかいい言葉です。

2011年も、様々な新しいビジネスモデルや製品・サービスが出現してくるのは確実です。それに対応して、ユーザの要求も変化していくに違いありません。最前線のいる者がそれを敏感に感じとり、変化への対応を検討できる仕組みと、その対応を実行に移していくために先人の知恵を活かしていくことが必要ですね。