恐れを知らない技術予想トップ10:No.10

InternetNews.comにDavid Needle氏が「恐れを知らない2011年技術予想トップ10 」を寄稿していますので、それを紹介しましょう。今回が最終話です。

No.10 ピコ・プロジェクターのブレイク

2011年には、小さな小さなピコ・プロジェクターの嵐がやってくると予測する。手のひらにフィットする程度のサイズで、6フィートのスクリーンに表示可能のものだ。また、スマートフォンのBFF(Best Friend Forever:永遠のベストフレンド)になるであろう。
事実これは大きな動きであり、次期iPhoneには12インチのサイズに投影可能、つまり、2、3人のティーンエイジャーがJackassやRoad Warriorを見たり、Marketing Honcho(マーケティングの班長)がプレゼンをレビューするのに十分なサイズ、はプロジェクター機能が組み込まれるのではないかと予想する。

これまでプレゼンテーションといえば、パソコンとプロジェクタが必要でしたが、このプロジェクター機能があれば、中小企業の方々も営業プレゼンなどで活用できると思います。

恐れを知らない技術予想トップ10:No.9

InternetNews.comにDavid Needle氏が「恐れを知らない2011年技術予想トップ10 」を寄稿していますので、それを紹介しましょう。

No.9 特定クラウドのチャンス

2011年は、クラウドベースのコラボレーション・ソリューションにさらにソーシャルメディアとの連携とモバイルユーザへの対応した機能が追加される。アウトソーシングとなるため、企業は、「すべてクラウド」と「全くクラウドなし」の間を揺れ動くことはなくなり、どこにクラウドベースソリューションのビジネス上の価値があるか、また現行環境に統合する方法を見極めることができるようになる。Chatter(Salesforce.comのTwitterライクなアプリケーション)やCitrix OnlineのiPad用GoToMeetingは、クラウドコンピューティングが向かっている方向を示す例だ。
ユーザからは、複数のクラウドベースのサービス同士、および現行の社内システムベースのツールを統合・管理するクラウドソリューションを必要とするようになるだろう。

Salesforce.comのChatterに代表されるように、ソーシャルメディアとの連携は必要不可欠になってきており、さらに他のツールとの統合が不可欠になるのではないでしょうか。

恐れを知らない技術予想トップ10:No.8

InternetNews.comにDavid Needle氏が「恐れを知らない2011年技術予想トップ10 」を寄稿していますので、それを紹介しましょう。

No.8 ダッシュボードの年

2011年の予測として、コラボレーション・ソリューションの浸透は、ベンダーが期待するよりもゆったりとしたスピードになると見ている。何故なら、潜在顧客にROI(Return on Investment:投下資本利益率)を示すのに苦労するからだ。コラボレーション技術を最大限に活用できる企業は導入済みで、その次の層の企業では、IT部門の人は、コラボレーションを全てビジネス上の価値と結びつけ、いかに売上拡大とコスト削減に貢献できるかと結びつけなければならなくなる。コンサルティング会社や新薬を開発する薬品業界のようにコラボレーションが本当に役に立つ業界であれば問題ない。
ダッシュボードの年になるであろう。CisoのQuadやSalesforce、むろんマイクロソフトやその他にもダッシュボードがある。今年末には、企業向けソフトウェアベンダーで、かつダッシュボードを組み込む意味があるところは、組み込んでくるであろう。疑問に思っていることは、単一のダッシュボードでよいのか、それとも、役割によってカスタマイズが必要なのかという点だ。また、現在は、全てのベンダーがオープンなAPIとしている点は評価できるが、競合が激しくなり、これらのベンダーが独占的ダッシュボード・プロバイダーになろうとすれば、醜い状態になるのではないだろうか。
コラボレーションの分野では興味深い1年になるだろう。モバイルデバイスにより、コラボレーション・ソリューションも、いつでもどこでもの方向に進まざるを得ないが、タブレットの場合、IT部門の人間が取り組まねばならない、深刻な管理上の課題が存在する。

コラボレーション・ツールについて、投資効果を明確にできるかどうかは大いに疑問です。投資効果を明確にできないものに投資できるかというと、大企業であれ中小企業であれ、基本的には相当困難です。と考えるとコラボレーション・ツールが思ったより浸透しないかもしれないという予想は当たっているかもしれません。代わりにダッシュボードが席巻するかどうかは少々疑問です。おそらくダッシュボード上に表示されるべき指標は役割によっても、企業によっても異なるため、カスタマイズが相当必要になる可能性があるためです。

恐れを知らない技術予想トップ10:No.7

InternetNews.comにDavid Needle氏が「恐れを知らない2011年技術予想トップ10 」を寄稿していますので、それを紹介しましょう。

No.7 オープンソースのビッグイヤー

新年を向かえ、企業向けにデザインされた専用のソーシャルネットワークよりも、パブリックのソーシャルネットワークの方が勢いがある。これらの企業はまだ熱心に活動をおこなっており、いくつかの素晴らしいユースケースが出てきている。しかしながら、ITは通常より大きなプレッシャーを感じており、社内システムに取り入れるにはさほど注力していない。内向きではなく外向きの活動に関しては、Facebook、Twitter、あるいはその類のものがコーポレートマーケティングやメッセージ発信全般の手段として活用する方向に傾いている。
勢いを感じるその他の分野は、ブログや外向きのサイト構築のためのオープンソースをベースとして製品だ。全般的なコンテンツ管理としてWordPressやDrupalが実に多くの大手サイトに使われていることは非常に興味深い。大きなトレンドになっている。
さらに多くの企業がLAMP(Linux、Apache、MySQL、PHP)の類を利用するだろう。企業がコストプレッシャーを受けており、内部の技術自体は成熟した状態で、非常に洗練されたサイトを比較的簡単に構築できるなどジャンプスタート可能であるため、オープンソースのビッグイヤーになるであろう。

クラウド、タブレットと並んで、オープンソースは間違いなく、中小企業にとってのキーワードです。上記の通り、優れたオープンソースソフトウェアが数多く存在し、わざわざスクラッチから開発せずとも、そこそこ高機能なアプリケーション環境を構築することができるからです。しかもクラウドと組み合わせることにより、初期投資を非常に低く抑えることができるため、今日のような経済環境では特に利用価値大です。

恐れを知らない技術予想トップ10:No.6

InternetNews.comにDavid Needle氏が「恐れを知らない2011年技術予想トップ10 」を寄稿していますので、それを紹介しましょう。

No.6 LTEにより猛烈に加速されるタブレットの年

今年はタブレットの年になり、このデバイスが普及するにつれ、ノートブックはなくなるだろう。現在のノートブックは単純にPCのカテゴリに追いやられる。2011年にはタブレットの販売台数は4500万台から5000万台になり、主として利用するコンピュータとしてモバイルデバイスに依存するユーザが増え、PCセグメント全体への影響が非常に大きくなると予想している。
この増加は、単純に一般消費者分から来るのではなく、モバイルワークフォースの一部にタブレットを適用する企業がより増えることにも起因する。
一般消費者市場でも企業向け市場でも激しい競合が起こると予測する。アンドロイド・タブレットはiPadの競合品となるであろうし、また、BlackBerry Playbook、および恐らくCiso Ciusなど企業向けのアンドロイド・タブレットも企業向け市場で競合するであろう。
これまでのPCと比較した場合のタブレットのコアな価値は、より密接かつ継続的なインターネットコネクションであるため、高速LTE(モバイルの高速データ通信規格の1つ。最大通信速度は100Mbps以上)が一般消費者とビジネスユーザのいずれの分野でもタブレットの普及を加速する要素になるであろう。

少なくとも日本においては、タブレットの大きさも重要な要素になるのではないかと思います。iPadは使い易い大きさではありますが、持ち運びという観点では、もう少し小さいとうれしいかな、という気がしなくもありません。ただ小さくなればその分、視認性や操作性が損なわれかねないので、小さければいい、というわけではないかもしれません。いずれにしろタブレットが注目される存在であることは間違いありませんし、中小企業の端末として検討する価値は十分にあると思います。

恐れを知らない技術予想トップ10:No.5

InternetNews.comにDavid Needle氏が「恐れを知らない2011年技術予想トップ10 」を寄稿していますので、それを紹介しましょう。

No.5 ビッグアイロンからの大規模シフト

古い人は反論するかもしれないが、企業のITソリューションいおいては、アプリケーションが主たる決定要因になりつつある。IBMのSmart AnalyticsシステムやOracleのExadataなど、システムと分析の性能を最大化するためにアプリケーションとミドルウェアを高度の統合した製品では特に明らかだ。
また、ソフトウェア会社とその役員が2010年のIT業界ニュースを独占していたことも確かだ。(オラクルの)Larry EllisionはHoratio Hornblowerで、Captain Queegが反逆者のようなものだ。しかし、彼の指導的立場はOracleがその他の大手競合よりも業界やメディアにおいてより大きいプレゼンスを築き、維持するのに役立っている。
他の企業も重大なソフトウェアを中心としたシフトを進めている。HPはCEOのMark Hurdを前SAP CEOのLeo Apothekerと交代させ、IBMは、長期にわたりソフトウェアグループのシニアバイスプレジデントのSteve Millsの下、ハードウェアとソフトウェア部門を統合した。
ある意味、企業のITはビッグアイロン(大規模コンピュータ)からビッグコードの将来へシフトしている。とすると、一般のソフトウェア会社や大きな組織の下請けになっている会社にとっては朗報と考えるかもしれない。しかし、必ずしもそうとうは限らない。オラクルの高度にバーティカル方向にインテグレートしたソリューションを目指したビジョンは、オラクルにとって大いに意味があるが、これまでの大手パートナーにとってはは侘しい話だ。(Hurd氏を見捨てたことによりEllisonの反感を買っているHPも含めてのことだ)
IBMを含むその他のベンダーは、Oracleよりも付き合いやすいが、買収合戦が熱狂的なペースで進んでおり、2011年末までには、企業のITは現時点と大きく異なっているであろう。このことを念頭に、ビジネスの大小を問わず、賭け先を分散させ、書面上は良く見えようとも、特定の「サラブレッド的」ITベンダーにべったりになりすぎない方が賢明だ。

ビッグコード(ソフトウェア)への大規模シフトが起こるであろうという予想には賛成です。その荒波の中でいかに泳いでいくかは考えどころです。ビッグアイロンからのシフト組は、結局のところプライベートクラウドが狙いですから、中小企業向けソリューションとしては、特定のベンダーに近づき過ぎないようにする、というよりは、旧ビッグアイロン系のベンダーには近づかない方が賢明ではないかと思います。

恐れを知らない技術予想トップ10:No.4

InternetNews.comにDavid Needle氏が「恐れを知らない2011年技術予想トップ10 」を寄稿していますので、それを紹介しましょう。

No.4 スーパーフォンの一年

クラウドを推し進める動きは変わらないだろう。また、デスクトップから離れ、タブレットやスマートフォンへの流入が進む。デュアルコアのスマートフォンによる最初の大きな波が市場に押し寄せるため、スーパーフォンの年となるであろう。これらの電話機は十分な馬力を持っているため、マルチタスキングが可能であるという点でPCとほぼ同等のことができるようになる。
iPhoneや新しいWindows Phone7端末での主たる不満点は、マルチタスクで処理できない、あるいは限定的である点だ。しかし、バックグラウンドで音楽や映画を流すことや、以前は遅かった様々なことを利用できる。
2011年に注目すべきトレンドは、PBXと固定回線をなくし、社員に携帯電話を使わせるようにする企業が増えることだ。いくつかのPBXシステムは実に古くなっており、更新が必要になってきているが、スマートフォンを採用すれば、Ciscoのように集約戦略を台無しにする。何故なら、全員が携帯電話を持てば、VoIPサービスの必要性が大幅に減るからだ。
また、ビデオ会議の採用も、相互操作性のなさにより進まないと考える。AppleのiPhoneで利用可能なFaceTimeは広まったが、iPhone同士しか使えない。CiscoはCisco同士、HPのHaloは、Halo同士といった具合だ。相互操作性という意味では時代に逆戻りしている感じで、これが勢いに乗らない理由だ。

香港では、複雑怪奇な建物内に回線工事をするぐらいなら、各社員に携帯電話を持たせた方がはるかに安いということで、携帯電話が一挙に普及したとのこと。日本でははたして、PBXと電話回線を捨てて、携帯電話一本に絞れるか。でも中小企業なら有力な選択肢になるのではないでしょうか。

恐れを知らない技術予想トップ10:No.3

InternetNews.comにDavid Needle氏が「恐れを知らない2011年技術予想トップ10 」を寄稿していますので、それを紹介しましょう。

No.3 メディア中心のアプリの台頭

2011年は少なくともPCの分野ではグラフィックスを組み込んだプロセッサの年になる。IntelのSandy Bridgeでスタートした後、AMDのFusionがリリースされ、年末までには、人々が購入するほとんどのシステムは、グラフィックスを組み込んだプロセッサを装備したものになる。ハイエンド分野におけるさらに強力なパフォーマンスへのニーズを満たすため、独立したグラフィックは存在し続けるが、CPUに組み込まれたグラフィックスにより、開発者やISVは、今日通常のPCでは遅すぎて不可能であった斬新なアプリケーションを構築することができる。
これによりカジュアルゲーマーが楽しめるようになるが、GPUがより意味があるのは、ゲームの動作をより良好にするだけでなく、新しいメディア中心型のアプリケーションを可能にし、ビデオ編集や新しいインタフェースなどで優れたパフォーマンスを発揮できることだ。ここでいうCPUのパフォーマンスとは、数年前ならスーパーコンピュータでしかなしえなかった50から100GFLOPS程度のことを意味している。
毎年PCのパフォーマンスは向上しているが、今はパフォーマンスが劇的に向上する時期であり、そんな時には通常ソフトウェアの連中が斬新なものを生み出す。また、シンクライアント、タブレット、モバイル端末がパワフルになってきており、PCがその地位を維持していくためには、それらデバイスがなしえないものを成し遂げねばならないという意味でも重要な時期に来ている。

PCのパフォーマンスは向上していくでしょうが、これ以上パフォーマンスが向上しても、ほとんどのユーザには使い道がない状態になってきています。斬新なアプリケーションが生み出されることを期待したいところですが、シンクライアント、タブレット、モバイル端末との比較で考え、またクラウドの利用価値が高まるにつれ、中小企業でPCの存在感は薄れてくるのではないかと思います。

恐れを知らない技術予想トップ10:No.2

InternetNews.comにDavid Needle氏が「恐れを知らない2011年技術予想トップ10 」を寄稿していますので、それを紹介しましょう。

No.2 タブレットに正面から取り組む者とそうでない者

4Gネットワークの台頭により、開発者は新しくより優れたサービスを開発することができるようになる。例えば、電話での音声認識は、モバイル装置上で現在3秒かかるものが100ミリ秒といった具合だ。サービスはそのスピードゆえ、携帯外部で動作しているのではなく、携帯電話内で動いているかのように感じるはずだ。
さらにより多くのタブレットサービスがリリースされ、また、Appleはおそらく2011年にはiPadの販売を2倍に引き上げるであろう。Googleのパートナーはついに実際に動くパッドを出荷するだろう。しかしCESでは、多くの志望者が出てくると予想する。
とは言え、まっとうなiPadへの挑戦者ですら、iPad2、より高精細なスクリーン、ビデオ会議用の対面型カメラ、そしておそらく非常に使い易いVoIPサービスが組み込まれたもの、と戦わざるを得ない。CESでGoogleやMicrosoftが行うことに対応するために、スティーブジョブズが出荷は3月だとしてもiPad2に関する何らかのプレリリースを1月中に行ったとしても驚かない。
一度これらすべての新しいパッドが市場に登場すれば、それらのパッドなしでは過ごせないと人々が考え始めるまでにさほど時間がかからないだろう。また、年末までには、iPhoneやiPhadの新しいアクセサリがたくさんでてくるであろう。特に、フィットネス、健康、医療モニタリング関連などだ。

iPadで開花したタブレット市場は今年さらに競争が激化することは容易に想像がつきます。iPadかChrome OS搭載機かどちらが市場を獲得できていくのかか分かりませんが、中小企業の方々にとっても、PCに代わる重要な端末ですので、要注目です。

恐れを知らない技術予想トップ10:No.1

InternetNews.comにDavid Needle氏が「恐れを知らない2011年技術予想トップ10 」を寄稿していますので、それを紹介しましょう。

No. 1 ソーシャルメディアが廃る?

Facebook fan pageやTwitterアカウントが製品やその位置付けのマズさを解決してくれるわけではないという現実が明らかになり、マーケティングがソーシャルメディアを愛してやまない状態が解消される。顧客の会話はその維持に時間がかかり、機会を生むのと同じ程度に問題も生み出すことを実践者が認識し始め、ソーシャルメディアでうまくいかないという話が頻繁に現れるようになる。