クラウドの業務への適用に関する3つの変化:最終話

2011年に入り、クラウドを業務に適用することについて、変化が表れてきているのかもしれません。CIO.comに「クラウドの業務への適用に関する3つの変化」と題した記事が出ていますので、それを検証してみましょう。

新型クラウドが典型的な企業のサービス利用を拡大する

Forrester社によれば、2011年には新型のクラウドサービスが出現し、CRM、人事、購買以外にSaaSアプリケーションが拡大し、給与計算、請求、ヘルスケア、保険処理、決済処理、カルテ管理、技術サポートなどを処理するためのビジネスプロセス技術に広がる。これはもう1つの「aaS」クラウドの類を生み出した。すなわちBPaaS(Business Process as-a-Service)だ。
「ビジネスプロセス管理やその他の企業のコア機能に対応した新型クラウドサービスが2011年以降に確立されるため、Forrester社は、クラウドコンピューティングを利用する企業はサービスの数を現在の1~3から、10、20、あるいはそれ以上に増やすであろう」、とForrester社のアナリスト、Christopher Minesは記している。
「これは複数のクラウドを編成するという新たなチャレンジを生み出す。企業のIT部門とクラウドベンダーの双方に。」

ビジネスプロセスへの適用は、クラウドの本命だと思っています。ハードルは色々あるでしょうが、また、リターンも大きいはずです。

クラウドの業務への適用に関する3つの変化:第三話

2011年に入り、クラウドを業務に適用することについて、変化が表れてきているのかもしれません。CIO.comに「クラウドの業務への適用に関する3つの変化」と題した記事が出ていますので、それを検証してみましょう。

企業のITバイヤーはクラウドよりも仮想化にフォーカスする

ハイレベルな企業のIT組織では、IT環境が非常に大規模であり、また、バックエンドのレガシーシステムがまだ利用中で、企業が従うべきコンプライアンスがあるため、完全にクラウドモデルへ移行することは非現実的だ。
したがって、Forrester社によれば、パブリックやプライベートクラウドへの移行よりも、サーバ仮想化によるデータセンターの整理統合は、優先度が高い。
2010年のForrester社の調査によれば、企業の意思決定社の80%はサーバ仮想化によるITインフラの整理統合の優先度が高いと答えている。一方、回答者の29%は、(サービスプロバイダーではなく)IT部門で運用する社内のプライベートクラウドの構築の優先度が高いと回答し、28%は、ストレージやサーバ統合にクラウドサービスプロバイダを使用する
ことに優先度が高いと回答している。
Forrester社はまた、企業ITのトランザクションの負荷とサーバの仮想化による整理統合は、ブライベートやインターナルクラウドを構築する前兆である、としている。

サーバの仮想化でコスト削減をはかることができるはずですが、大幅にコストダウンをはかるためには、パブリッククラウドへの移行と業務プロセスの改革を合わせて取り組むことが肝要です。

クラウドの業務への適用に関する3つの変化:第二話

2011年に入り、クラウドを業務に適用することについて、変化が表れてきているのかもしれません。CIO.comに「クラウドの業務への適用に関する3つの変化」と題した記事が出ていますので、それを検証してみましょう。

パブリッククラウドはインフォーマル・バイヤーによって拡大する

2011年内は、特にコアな企業のITハードウェアバイヤー(Forrester社は「フォーマル」バイヤーと呼ぶ)間で、ベンダー、メディア、その他のソースのクラウドに関する誇大広告が、実際のユーザの適用を上回わり続ける、とForrester社は予測する。
パブリッククラウドサービスを採用するのは、インフォーマル・バイヤー、すなわち、主として中小企業や、コアなIT運用や処理を担当するチーム外のユーザが中心となる。
これらのバイヤーは恐らくIaaSやPaaSモデルを求め、ITリソース(サーバやストレージ)の全てをクラウド環境に移す。Forrester社のレポートでは、SaaSアプリケーションのバイヤーとなるのは、インフォーマル・ビジネス・バイヤーであると予測する。
Forrester社が企業や中小企業の意思決定者に対して行った、IaaSクラウドモデルの適用に関する計画に関する調査では、インフォーマル・バイヤーの16%はIaaSモデルをすでに適用済みで、10%は1年以内に導入する予定であると答えている。
一方、フォーマルなITバイヤーの6%は、IaaSモデルを導入済みで、7%が1年以内に導入予定であると答えている。
IaaSモデルは、サービスプロバイダによる仮想サーバの使った分だけ払う方式のホスティングで、Amazon Web Service、Terremark、Savvis、Rackspace、その他多数存在する。

大企業でパブリッククラウドを採用するのはなかなかハードルが高いため、中小企業が原動力になることは間違いありません。

クラウドの業務への適用に関する3つの変化:第一話

2011年に入り、クラウドを業務に適用することについて、変化が表れてきているのかもしれません。CIO.comに「クラウドの業務への適用に関する3つの変化」と題した記事が出ていますので、それを検証してみましょう。

クラウドコンピューティングモデルのビジネス上のメリットは様々なところで触れられている。企業において必要となる技術の「満ち引き」をうまくハンドルできるため、より柔軟性があるオンデマンドのITリソースに切り替えることによりコストを削減できる。
しかしながら、企業でクラウドモデルを適用するのは、様々な意思決定プロセスを経る必要がある。ベンダーと交渉のテーブルに着く前に、ITマネージャやCIOは自社のインフラが仮想化され、クラウド化の準備がとれていることを確認しておく必要があり、セキュリティやコンプライアンスとして守らなければならないことをしっかりと把握しておく必要がある。

またクラウドは様々なレイヤーと選択肢が存在する世界だ。パブリック、プライベート、ハイブリッドのどのモデルを採用するのか。ソフトウェアとしてクラウドを使用するのか、全インフラとしてか。フォーマルな(企業のIT)のバイヤーなのか、インフォーマルな(中小企業)のバイヤーなのかによってもどのモデルを選ぶのかが違ってくる。

そして、サービスには3種類のモデルがある。いわゆる「aaS」で表わされるものだ。すなわち、SaaS(Software as a Service)、IaaS (infrastructure-as-a-service) 、PaaS (platform-as-a-service)だ。
このようにクラウドの市場とサービスが分かれているため、Forrester社は、クラウドの業務への適用は大きく3種類の方向へシフトしていくと予測している。