クラウドに関する5つの知られざる話:最終回

Information WeekのTony Kontzerは数ヶ月前にクラウドに関する書籍のためのケーススタディをプロデュースし、そのために米国、ヨーロッパの各社のクラウド戦略をインタ ビューしたとのことです。その中で判明した内容を紹介している記事がありました。インタビューしたのは、大手の企業で、既存のITの代替手段として、クラ ウドは熟しつつあり、様々な理由からクラウドを活用し、その移行を果たすための各種戦略を実践しているような会社です。これらの企業が考えている内容は中 小企業にとっても何らかの参考になると思います。

「その5:全く新しいタイプのITワーカが人気。データベースアドミニストレータやヘルプデスクスタッフが人気を落とし、企業にとって自社のクラウド環境を最大限に活かすためのプロジェクトマネージャやスペシャリストが赤丸上昇中。クラウドの価値を引き出すのはビットとかバイトではなく、何がいつ必要となるのかを知っていること、それを確実に達成するための最良の条件を引き出す方法を知っていることだ。」

確かにこの分野の人材は全般的に不足しています。特に日本では顕著です。これまでコンピュータメーカやSIに丸投げしていた企業では、決定的に人材不足で、またまた、そのようなメーカやSIに頼らざるを得なくなっています。一方、クラウドの言葉が流行っているものの、ビジネスとして主流になればなるほど、コンピュータメーカやSIの仕事の場が減っていくというジレンマがあります。

米国では、ユーザ企業はメーカやSIに頼らず、もっと「賢く」なろうという動きがしばらく前からあり、CIOというポジションもその戦略の一環として生まれてきたものです。

日本の企業も早く、このパラダイムシフトに対応しないと、世界から取り残されてしまうような気がしてなりません。

クラウドに関する5つの知られざる話:その4

Information WeekのTony Kontzerは数ヶ月前にクラウドに関する書籍のためのケーススタディをプロデュースし、そのために米国、ヨーロッパの各社のクラウド戦略をインタ ビューしたとのことです。その中で判明した内容を紹介している記事がありました。インタビューしたのは、大手の企業で、既存のITの代替手段として、クラ ウドは熟しつつあり、様々な理由からクラウドを活用し、その移行を果たすための各種戦略を実践しているような会社です。これらの企業が考えている内容は中 小企業にとっても何らかの参考になると思います。

「その4:クラウドテストセンターはひどい状態

パッケージソフトと同様、大企業はざっとテストして、導入しようとしているソフトが期待通りに動くことを確認する必要がある。テストセンターでは、企業の顧客がクラウドプロバイダといっしょにクラウドが動作しているところを見るだけではなく、導入、実装、構築に関する標準手順とベストプラクティスを開発している」

クラウドの基盤となる技術自体は目新しくないのですが、その実装、特に大企業の基幹システムに近いところへの導入となると、極めて新しく、チャレンジングな分野です。その意味では、クリアしなければならな課題が多く存在しています。大きな車輪を動かすには大きな力が必要になるということでしょう。

中小企業なら、比較的初動の力は少なくて済むため、新しい基盤への取り組みを積極的に進めることができるはずです。(課題がないということではありません。ただ解決できる方法は存在します。)

クラウドに関する5つの知られざる話:その3

Information WeekのTony Kontzerは数ヶ月前にクラウドに関する書籍のためのケーススタディをプロデュースし、そのために米国、ヨーロッパの各社のクラウド戦略をインタ ビューしたとのことです。その中で判明した内容を紹介している記事がありました。インタビューしたのは、大手の企業で、既存のITの代替手段として、クラ ウドは熟しつつあり、様々な理由からクラウドを活用し、その移行を果たすための各種戦略を実践しているような会社です。これらの企業が考えている内容は中 小企業にとっても何らかの参考になると思います。

「その3:若手技術者やユーザにとって、クラウドに代わる代替手段はない。30才前で技術志向の人はウェッブベースのサービスとして提供されないアプリケーションを利用可能にすることは全く意味がないといっている。彼らが正しいかどうかが問題なのではなく、彼らが将来のビジネスとITの意思決定者になる、ということだ。」

ここではウェッブにしか触れていませんが、おそらくモバイルも同じことが言えるのだと思います。どこまで認識があるかはわかりませんが、最低限ブラウザが使える端末があれば、後は「持たざるリソース」を活用し、「身軽」な状態でいることに抵抗感がない点は重要です。この身軽さは中小企業の機敏さを支えるために重要で、また、逆手にとって、中小企業ゆえの利点になりえます。つまり、大企業はこれまで自前のリソースに多大な投資をおこなってきており、その投資をそっくり捨てるなどという荒業にはなかなか挑戦できません。だからこそ変化への対応が遅くなる。一方身軽な中小企業は変化に迅速に対応できる可能性が大です。もちろん物理的に身軽であっても、意思決定が迅速に出来るとは限りませんが、大きなアドバンテージを持っていることは確かです。

クラウドに関する5つの知られざる話:その2

Information WeekのTony Kontzerは数ヶ月前にクラウドに関する書籍のためのケーススタディをプロデュースし、そのために米国、ヨーロッパの各社のクラウド戦略をインタ ビューしたとのことです。その中で判明した内容を紹介している記事がありました。インタビューしたのは、大手の企業で、既存のITの代替手段として、クラ ウドは熟しつつあり、様々な理由からクラウドを活用し、その移行を果たすための各種戦略を実践しているような会社です。これらの企業が考えている内容は中 小企業にとっても何らかの参考になると思います。

「その2:真に恐れるべきは法的側面だ。つまり、クラウドでビジネスを展開するには法的にあいまいな部分が多すぎる。問題が発生した場合に、クラウドの顧客を守り、クラウドベンダーに責任逃れさせないための法律はまだまだで、IT関連の役員はどこに法律的危険性が潜んでいるのかを知りたがっている。」

世の中の技術が進歩している一方、法律面の整備がなかなか進まないと、様々な弊害が出てきます。一刻も早い法整備が望まれるところです。

クラウドに関する5つの知られざる話:その1

Information WeekのTony Kontzerは数ヶ月前にクラウドに関する書籍のためのケーススタディをプロデュースし、そのために米国、ヨーロッパの各社のクラウド戦略をインタビューしたとのことです。その中で判明した内容を紹介している記事がありました。インタビューしたのは、大手の企業で、既存のITの代替手段として、クラウドは熟しつつあり、様々な理由からクラウドを活用し、その移行を果たすための各種戦略を実践しているような会社です。これらの企業が考えている内容は中小企業にとっても何らかの参考になると思います。

「その1:クラウドのセキュリティに関する恐れは、概ね誇張されている。

セキュリティに意識が高い企業に、クラウドプロバイダの調査をすべきでない、と言っているわけではない。しかし、インタビューした企業のIT担当役員のほとんどは、トップのクラウドプロバイダは、ほとんど全ての企業のIT部門より、より多くの金額と注意をセキュリティに注ぎ込んでいる。」

昨日、プライベートクラウドを推進する方の話を聞きましたが、何故プライベートクラウドを薦めるかというと、クラウドでセキュリティとしてやらねばならないことが山ほどあり、パブリッククラウドでは、これらをすべて対応してくれるかどうかわからないから、という主旨でした。でも、だからといって、自社でやれるのか、と言うことが最大の問題点です。中小規模なら、なかなか技術力や人材がともなわず、対応することが非現実的である一方、大企業なら、技術力や人材が豊富という利点はあっても、社員が多いため、穴が出来やすいという欠点もあり、そう簡単にはいきません。

(でもプライベートクラウドを推進しないと、従来のハードメーカやSIは生きていく場所がない、という台所事情もあるのは理解できますが...)