常識を疑え

本日、日本ITストラテジスト協会のオープンセミナーに参加しておりました。そこで行われたセコム会長の木村 昌平氏の講演はおもしろかったです。

金庫って、お金や宝石など大切な物が盗まれないように保管しておくもの、と思ってますよね?という質問がありました。筆者自身、常識的にそう思ってました。ところが、多くの事務所や家庭にある金庫は違んですよ、と。ほとんどの場合、「耐火金庫」で、つまり火災から守るということであって、「防盗金庫」じゃないとのことでした。そう言えば確かに耐火金庫と書いてあったような気がします。最近では300KGの重量があろうとも持ち去ってしまう輩がいるそうです。何人かで持ち上げれば、持って行けそうです。で、セコムでは金庫の底に金庫より十分広いベースボードというものをつけて、持ち去れないようにしたそうです。ベースボードが付いていると、持ち上げようとしても、ベースボードに足がかかってしまい、自分が押し付けることになってしまうため、持ち上げられないというわけです。木村氏自身の発明で、相当儲かったと言う話をされていました。また、セコム創業者の飯田 亮氏は「イノベーションとは技術革新のことではなく、思想のイノベーションのことなんだ」という言葉が披露されました。

私どもも含め、中小企業にとって、商機を見出すのはまさに思想のイノベーションが必要なのではないかと痛感しました。常識にとらわれている限り、新しいものは生まれず、常識を疑ってみた時に初めて何かが見えてくるのでしょう。クラウドの活用も、思想のイノベーションが伴うと、大きな改革につながるものと思います。