恐れを知らない技術予想トップ10:No.6

InternetNews.comにDavid Needle氏が「恐れを知らない2011年技術予想トップ10 」を寄稿していますので、それを紹介しましょう。

No.6 LTEにより猛烈に加速されるタブレットの年

今年はタブレットの年になり、このデバイスが普及するにつれ、ノートブックはなくなるだろう。現在のノートブックは単純にPCのカテゴリに追いやられる。2011年にはタブレットの販売台数は4500万台から5000万台になり、主として利用するコンピュータとしてモバイルデバイスに依存するユーザが増え、PCセグメント全体への影響が非常に大きくなると予想している。
この増加は、単純に一般消費者分から来るのではなく、モバイルワークフォースの一部にタブレットを適用する企業がより増えることにも起因する。
一般消費者市場でも企業向け市場でも激しい競合が起こると予測する。アンドロイド・タブレットはiPadの競合品となるであろうし、また、BlackBerry Playbook、および恐らくCiso Ciusなど企業向けのアンドロイド・タブレットも企業向け市場で競合するであろう。
これまでのPCと比較した場合のタブレットのコアな価値は、より密接かつ継続的なインターネットコネクションであるため、高速LTE(モバイルの高速データ通信規格の1つ。最大通信速度は100Mbps以上)が一般消費者とビジネスユーザのいずれの分野でもタブレットの普及を加速する要素になるであろう。

少なくとも日本においては、タブレットの大きさも重要な要素になるのではないかと思います。iPadは使い易い大きさではありますが、持ち運びという観点では、もう少し小さいとうれしいかな、という気がしなくもありません。ただ小さくなればその分、視認性や操作性が損なわれかねないので、小さければいい、というわけではないかもしれません。いずれにしろタブレットが注目される存在であることは間違いありませんし、中小企業の端末として検討する価値は十分にあると思います。

恐れを知らない技術予想トップ10:No.3

InternetNews.comにDavid Needle氏が「恐れを知らない2011年技術予想トップ10 」を寄稿していますので、それを紹介しましょう。

No.3 メディア中心のアプリの台頭

2011年は少なくともPCの分野ではグラフィックスを組み込んだプロセッサの年になる。IntelのSandy Bridgeでスタートした後、AMDのFusionがリリースされ、年末までには、人々が購入するほとんどのシステムは、グラフィックスを組み込んだプロセッサを装備したものになる。ハイエンド分野におけるさらに強力なパフォーマンスへのニーズを満たすため、独立したグラフィックは存在し続けるが、CPUに組み込まれたグラフィックスにより、開発者やISVは、今日通常のPCでは遅すぎて不可能であった斬新なアプリケーションを構築することができる。
これによりカジュアルゲーマーが楽しめるようになるが、GPUがより意味があるのは、ゲームの動作をより良好にするだけでなく、新しいメディア中心型のアプリケーションを可能にし、ビデオ編集や新しいインタフェースなどで優れたパフォーマンスを発揮できることだ。ここでいうCPUのパフォーマンスとは、数年前ならスーパーコンピュータでしかなしえなかった50から100GFLOPS程度のことを意味している。
毎年PCのパフォーマンスは向上しているが、今はパフォーマンスが劇的に向上する時期であり、そんな時には通常ソフトウェアの連中が斬新なものを生み出す。また、シンクライアント、タブレット、モバイル端末がパワフルになってきており、PCがその地位を維持していくためには、それらデバイスがなしえないものを成し遂げねばならないという意味でも重要な時期に来ている。

PCのパフォーマンスは向上していくでしょうが、これ以上パフォーマンスが向上しても、ほとんどのユーザには使い道がない状態になってきています。斬新なアプリケーションが生み出されることを期待したいところですが、シンクライアント、タブレット、モバイル端末との比較で考え、またクラウドの利用価値が高まるにつれ、中小企業でPCの存在感は薄れてくるのではないかと思います。

恐れを知らない技術予想トップ10:No.2

InternetNews.comにDavid Needle氏が「恐れを知らない2011年技術予想トップ10 」を寄稿していますので、それを紹介しましょう。

No.2 タブレットに正面から取り組む者とそうでない者

4Gネットワークの台頭により、開発者は新しくより優れたサービスを開発することができるようになる。例えば、電話での音声認識は、モバイル装置上で現在3秒かかるものが100ミリ秒といった具合だ。サービスはそのスピードゆえ、携帯外部で動作しているのではなく、携帯電話内で動いているかのように感じるはずだ。
さらにより多くのタブレットサービスがリリースされ、また、Appleはおそらく2011年にはiPadの販売を2倍に引き上げるであろう。Googleのパートナーはついに実際に動くパッドを出荷するだろう。しかしCESでは、多くの志望者が出てくると予想する。
とは言え、まっとうなiPadへの挑戦者ですら、iPad2、より高精細なスクリーン、ビデオ会議用の対面型カメラ、そしておそらく非常に使い易いVoIPサービスが組み込まれたもの、と戦わざるを得ない。CESでGoogleやMicrosoftが行うことに対応するために、スティーブジョブズが出荷は3月だとしてもiPad2に関する何らかのプレリリースを1月中に行ったとしても驚かない。
一度これらすべての新しいパッドが市場に登場すれば、それらのパッドなしでは過ごせないと人々が考え始めるまでにさほど時間がかからないだろう。また、年末までには、iPhoneやiPhadの新しいアクセサリがたくさんでてくるであろう。特に、フィットネス、健康、医療モニタリング関連などだ。

iPadで開花したタブレット市場は今年さらに競争が激化することは容易に想像がつきます。iPadかChrome OS搭載機かどちらが市場を獲得できていくのかか分かりませんが、中小企業の方々にとっても、PCに代わる重要な端末ですので、要注目です。

2011年中小企業向け技術予想トップ10:第7話

IT Analysisというサイトで、SMB Groupが行った2011年中小企業向け技術予想トップ10が紹介されています。この予想を検証してみたいと思います。

No 7. タブレットがモバイルアプリの爆発的広がりを加速する

スマートフォンのアプリはすでにIT業界における地殻変動を起こしている。その影響は中小企業が技術のその世界をどのように利用し、対応していくかにも及んでいる。中小企業も、リアルタイムの情報とどこにいてもアプリケーションにアクセスする必要がある人間がいる。iPadの急速に頭角を現わし、Dell、HP、RIM、Samsungのタブレット投入にともない、タブレットの採用が急速に進んでいる。
我々のモバイルソリューションの調査によれば、小規模ビジネスの10%、中規模ビジネスの22%は、少なくとも数名の社員がタブレットを使っており、社外でより多くの仕事を行えるようになっている。しかしながら、中小企業のカレンダー、コンタクト、Eメール、Webアクセスはほぼユビキタス(どこでも)になっているが、モバイルビジネスソリューションまだ活用されていない。しかし、中小企業はモバイルマーケティングと広告、カスタマーサービスマネージメント、ソーシャルメディアソリューションには積極投資する計画を持っている。先進的かつ多機能なタブレット設計とその機能により、中小企業向けモバイルソリューションの可用性、品質、ひいてはその活用が促進されるであろう。
しかし、アンドロイド・ベースのタブレットなど、新しいデバイスがあまりにも次々に出てくるため、中小企業のデバイスに対する嗜好は極めて移り気である。従って、次に状況を変えるような新しいものに注目しよう。

タブレットはパソコンに変わる端末として重要性が増してきています。外出が多い社員はもとより、社内で業務を行うことを主としている社員にも、タブレット活用を検討する価値ありです。

クラウドによる7個の新たなる変化:1点目

Internet.comにJeff Vance氏が”7 Hot Cloud Computing Innovation“というタイトルで記事を書いています。Innovationというのは、発明と訳すことが多いですが、個の場合はせいぜい新しい変化、ぐらいのことを意味しているのだと思います。そこで、彼のいう7点を検証していきたいと思います。

1点目:スマートフォンとタブレットがラップトップに取って代わる

「多くのホワイトカラーにとって、デスクトップやノートブックは役に立つコンピュータデバイスとしての地位を失ってきている。スマートフォンの浸透はクラウドのペースをも上回り、一方iPadは医療や教育などの分野での利用が進んでいる。「人々はラップトップを持ち歩くことに嫌気がさしてきている。電話やタブレットを経由してクラウドからデスクトップにアクセスできれば、外に出ることが多い人には極めて楽だ。さらに、これらの端末には盗難や置き忘れなどのセキュリティ上のリスクを気にしなくて良い。なぜなら、PCからの情報は電話内に保存されないからだ。」とWyse TechnologyのモバイルクラウドビジネスユニットのGMであるDaniel Barretoは述べている。WyseはPocketCloudサービスによりモバイル環境で働く人々からラップトップを締め出してしまおうとしている。PocketCloudはPCからスマートフォンやタブレットに基本的にすべてを転送できてしまうリモートデスクトップサービスである。クラウドに全てを保存することにより、端末は大きなパワーを得る。(ただし、入力とネットワーク速度の限界は依然として問題である)。」

iPhoneやタブレットはラップトップの代わりにならない、という意見もあります。筆者もiPhone、iPadを使用しているが、通常の文書作成や表作成なら困ることはありません。コピー&ペーストを繰り返すような作業では、ラップトップの場合ショートカットキーがあるのではるかに効率的です。ただクラウドと組み合わせることにより、スマートフォンやタブレットの適用範囲が大きく変わることは間違いありません。

(WyseのPocketCloudについては、いずれ試用してみたいと思います)