Facebookのクーリングシステム

アマゾンウェッブサービス(AWS)の障害後、データセンターの設計や運用に関する関心が高まっているようです。DataCenterKnowledgeというサイトでは、4月の閲覧数のトップ10は全てこのデータセンターの設計と運用に関する記事だったそうです。その中には、グーグルのデータセンターセキュリティ、Facebookのデータセンター設計、マイクロソフトのサーバとラックのカスタマイズなどが含まれています。
そこで、データセンターの話トップ10をご紹介しましょう。第10弾は、

Facebookのクーリングシステム

この記事は「Facebookのサーバルーム」の続きで、すでに5月9日ポスト済みです。

連邦政府、2011年に137のデータセンターを閉鎖

アマゾンウェッブサービス(AWS)の障害後、データセンターの設計や運用に関する関心が高まっているようです。DataCenterKnowledgeというサイトでは、4月の閲覧数のトップ10は全てこのデータセンターの設計と運用に関する記事だったそうです。その中には、グーグルのデータセンターセキュリティ、Facebookのデータセンター設計、マイクロソフトのサーバとラックのカスタマイズなどが含まれています。
そこで、データセンターの話トップ10をご紹介しましょう。第9弾は、

連邦政府、2011年に137のデータセンターを閉鎖

連邦政府のCIO、Vivvek Kundra氏によると、米国政府は、今年39のデータセンターを閉鎖し、2011年待つまでにさらに98のデータセンターを閉鎖する見込みだ。これにより、政府のデータセンターの統合により、無駄を省こうとするオバマ政府の努力の初年度は、合計137のデータセンターを閉鎖することになる。
Kundra氏によると、2015年までに2094ある政府のデータセンターのうち800箇所を閉鎖するロードマップであり、負荷は、さらに効率の良いデータセンターかクラウドコンピューティング・プラットフォームにシフトするとのこと。
統合は今後18ヶ月間加速され、この動きを進めるタスクフォースはデータセンター・スペースをもっと効率よく利用するための、政府全体にわたる「マーケットプレイス」を形成することになる。
統合の実施計画によれば、「このオンラインのマーケットプレイスは、増加する需要を抱える機関と過剰なキャパを持つ機関とをマッチングさせるもので、既存施設の利用率を向上させるもの。マーケットプレイスは、キャパを持つ機関が自身のデータセンター・スペースの利用促進に役立つ。機関が既存のキャパがどれくらいなのかを知れば、良く情報が与えられた形での意思決定が行える。」

統合をトレースする公的ダッシュボード

実施計画によれば、「統合の詳細を公にすることが求められている。Office of Management and Budgetは、データセンター統合プログラムの進捗を明らかにするためのダッシュボードを一般に利用できるようにする。」「ダッシュボードは透明性と説明責任を担保するものであり、プログラム全体を分かりやすく公にするもの。」
最後の方で政府は閉鎖済みまたは閉鎖予定のデータセンターのリストを公表している。データはData.govまたはワシントンポストからコンマ区切りのリストとして入手可能だ。NASAはここまで最も積極的な機関であり、14あるデータセンターのうち13箇所を統合している。防衛省は8、商務省は6、内務省は4と、複数のデータセンターを閉鎖している。
これらの努力により政府はどのような節約を実現できているのか。Kundraは、保健福祉省が運用していたメリーランド州ロックビルのデータセンターの統合プロジェクトを取り上げている。15000平方フィート(1394平方メートル)のデータセンターで218本のラックがあり、年間120万ドルの電気料金を支払っていた。
防衛省は、2011年最も忙しく統合を行うところで、年末までに43以上のデータセンターを閉鎖する予定だ。その他、内務省が14箇所以上、農務省が10箇所以上といったところだ。

Eメールとストレージは「まずクラウド」

Kundraはまた、現実的で政府のセキュリティスタンダードに合致するのであれば、IT資産を第三者プラットフォームにシフトしていく「まずクラウド」ポリシーという政府の計画を取り上げている。最初のターゲットはEメールとストレージだ。
CIOオフィスは、15の機関で約95万のメールボックスと100以上のメールシステムをクラウドに移せるとしている。ストレージについては、司法省は250箇所、18000人の法律家のためのストレージソリューションを単一のクラウドプラットフォームに統合中だ。
「何百という人事管理と財務管理システムがクラウドに統合される。」
進展にもかかわらず、政府の統合には深刻なチャレンジが残っている。調査会社MeriTalkとストレージベンダーのNetAppが行った連邦政府のITマネージャに対する調査では、ITに関する意思決定者は自身の機関内では一貫したデータセンターの定義があるが、政府全体で統一されていないことが判明した。150人以上のマネージャを調査した結果として、機関はデータセンターと認めるための定義が少なくとも3種類はあるとしている。いつかの機関では、物理的なサーバの数をトレースする指標としているが、他では、使用されているストレージ容量を使っているところや、ネットワーク帯域を使っているところすらある。
しかし結局のところ、MeriTalk/NetAppの調査から、連邦政府におけるITの意思決定者は、Office of Management and Budgetがデータセンターの統合として設定した2015年の期限を守れ、統合のみにより、IT予算を18.8億ドル以上を節約できると信じていることがわかった。

マイクロソフトのデータセンター担当GM、アップルへ

アマゾンウェッブサービス(AWS)の障害後、データセンターの設計や運用に関する関心が高まっているようです。DataCenterKnowledgeというサイトでは、4月の閲覧数のトップ10は全てこのデータセンターの設計と運用に関する記事だったそうです。その中には、グーグルのデータセンターセキュリティ、Facebookのデータセンター設計、マイクロソフトのサーバとラックのカスタマイズなどが含まれています。
そこで、データセンターの話トップ10をご紹介しましょう。第8弾は、

マイクロソフトのデータセンター担当GM、アップルへ

マイクロソフトのグローバル・クラウドコンピューティング・オペレーションを可能にしているデータセンタ構築に貢献したKevin Timmons氏が同社を退職し、アップルのリーダシップの地位の1つに就くことになった。この動きはアップルがノースキャロライナの巨大な新しい施設以上にデータセンターインフラを拡張するプランを進めることを強く示唆している。
Timmons氏の退職を確認したがマイクロソフトは何も言及しなかった。「データセンターサービス担当ジェネラルマネージャであるKevin Timmons氏は、他のキャリア機会を求めることを決め、すでにマイクロソフトで従事していない。」(マイクロソフトのグローバル・ファンデーション・サービス担当コーポレート副社長、Dayne Sampson氏)
「マイクロソフト時代になし得た貢献に感謝している。」(同氏)
しかし、業界ソースによれば、Timmons氏はトップ・データセンター・エグゼクティブであるOlivier Sancheが昨年11月に突然亡くなったアップルに行くとのこと。マイクロソフトとアップルの両方で働いていたため、多くの情報源を持つDave OharaはTimmons氏のキャリア変更だとしている。
「Kevinが担当するポジションは知られておらず、Olivier Sancheがいなくなったために空いていたポジションではない。」「Olivierのポジションは他のデータセンターオペレーション・エグゼクティブがそのポジションについている。」(同氏のブログより)

アップルは構築モードか?

Timmonsのタイトルと役割が不明であるが、データセンター業界のマスター構築者の一人を雇うということは、アップルがクラウドコンピューティングの野望を持っているとの憶測を強めることになる。昨日のレポートでアップル内部の人間が、アップルにおける今後のクラウドサービスを構築するためのチームのポジションを募集にかけている。今後のクラウドサービスとは、最もエキサイティングな新しい製品とサービスを含む試みである、としている。今週始めにアップルは、米国とヨーロッパにさらにデータセンターを持つ計画をしているというレポートが上がっている。
アップルがiTuneユーザに対する音楽、ビデオ、メディアを保管するクラウドベースの「ストレージ・ロッカー」を可能にするiDataCenterの準備をしていることは幅広く知られている。

予算通りでインターネット・スケール

Timmonsは予算通りで、効率の良いインターネット・スケールのデータセンターを構築すると評判を得ている。マイクロソフトでは、Timmonsは2009年半ばに入社後すぐにダブリンとシカゴの多数の新しいデータセンターの実装を監督してきた。しかし、その後同社のデータセンターのデザインとコスト構造をスリムにする仕事に異動した。Timmonsは、自身のゴールがマイクロソフトのデータセンター・ネットワークを素晴らしいコスト効率で驚異的にスケーラブルにすることであった。」と述べている。しかも自身のチームはターゲットを達成し、データセンターコストを50%削減することに成功していると述べている。
Timmonsが在職中になしえたイノベーションのいくつかは、ワシントン州クインシーにある最新のデータセンターに現れている。それはマイクロソフト・グローバル・ファンデーション・サービスの何年にもわたる設計の成果であり、コストと資源を劇的に削減している。施設は軽いエクステリア(Timmonsは「トラック小屋」になぞられている)に、サーバ、ストレージ、電源、冷却インフラが積み込まれた高度にカスタマイズ可能なコンテナで満たされたものだ。モジュールは、新しく容量が必要になれば追加搭載可能で、各種の技術と信頼性レベルを実現するミックスしてマッチする形に構成可能なものだ。

ヤフーでの遺産

Timmons氏は2009年6月にマイクロソフトに入社。それまではヤフーでオペレーション担当の副社長であり、同社のデータセンターとインフラの構築を監督していた。その前にはGeoCitiesでオペレーション担当のディレクターであり、Macroni Dyamanicsのシニアソフトウェアエンジニアとして従事していた。
Timmons氏がヤフーにいた際、同社の「コンピューティング・コープ」設計開発のチームを監督し、ヤフーがニューヨーク州ロックポートに旗艦的施設を構築するサイト選択工程を率いた。そこでは水力発電を使い、サーバを冷却するために新鮮な空気を使えるところであった。
アップルはデータセンターのことについて言及していない。しかし、データセンターについて、今までと違うことを考えるエグゼクティブを探していたなら、Timmons氏にそれを見出したであろう。
「これまでのデータセンターで分かっている全てのことにチャレンジする。」と、2010年3月にニューヨークで開かれたDataCenterDynamicsでのプレゼンテーションで語っている。
「壁から天井まで、作らねばならないもの全てにわたって、全てにチャレンジする。」

Facebook、カスタムサーバを公表

アマゾンウェッブサービス(AWS)の障害後、データセンターの設計や運用に関する関心が高まっているようです。DataCenterKnowledgeというサイトでは、4月の閲覧数のトップ10は全てこのデータセンターの設計と運用に関する記事だったそうです。その中には、グーグルのデータセンターセキュリティ、Facebookのデータセンター設計、マイクロソフトのサーバとラックのカスタマイズなどが含まれています。
そこで、データセンターの話トップ10をご紹介しましょう。第7弾は、

Facebook、カスタムサーバを公表

オレゴン州プラインビルにある新データセンターのコールド通路内の青く輝くサーバ群

オレゴン州プラインビルにある新データセンターのコールド通路内の青く輝くサーバ群

Facebookは、オレゴン州プラインビルにある新しいデータセンター内にあるカスタムサーバ、ラック、UPSユニットなど、新しいテクノロジ基盤の詳細を公表した。このプロジェクトは、初めて企業として構築した施設であり、エネルギー効率の高いデータセンター運用を行うための同社のビジョンを反映し、2階建て構造からサーバに至るまでを最適化したもの。
「費用と電力の両者の観点から、より効率的なサーバを設計できるということは、なしえた様々な機能を構築する上で非常に大きな部分であった。」(FacebookのCEO、Mark Zuckerberg氏)
Facebookのサーバは、IntelとAMDのチップ、カスタムデザインのマザーボード、台湾のQuanta Computerが構築するシャーシとで成り立っている。サーバは、冷却効率を高めるため、大きなヒートシンクとファンが使えるよう、1.5Uの高さとなっている。
Facebookはまた、新しいオープン・コンピュート・プロジェクトの一環として、サーバとデータセンターの設計および機械設計図を公表している。これは先進のデータセンター技術がオープン・ウェブ・ファンデーションのランセンスに基づき利用できるようになるということだ。
このイニシアチブは、データセンター設計に対するオープン・スタンダードへの動きを約束するもので、通常秘密にされていた分野だ。
テクニカル・オペレーション担当副社長Jonathan Heiligerによると、「プラインビルの施設は電力使用効率(Power Usage Effectiveness:PUE)は1.07で運用しており、業界内で最も効率的な施設だ。この効率化により、Facebookがデータセンターとサーバを運用するために必要な電力量を劇的に削減することができる。Facebookは”ネガワット”に向かっている。」
「(ネガワットととは)見ることもなく使うこともないワット数のことだ。これが大規模データセンターの運用にとって、エネルギー節約するためのもっとも有効な策であると考えている。」
以下が、Facebookがこれらの高効率を実現するための手段の概要だ。

 

冷却設計

Facebookは最近の設計でよく見られる2層構造を採用している。すなわち、サーバと冷却インフラを分離し、フロアーを最大限サーバに割り当てることができるようにしている。Facebookは冷却サプライの管理に施設の上半分を使うこととし、冷却エアは上部からサーバルームに流れ込む形になっている。つまり、冷たい空気が下に流れ、暖かい空気は上に流れるという自然の法則を活用しているのだ。これにより床上げ式にフロアの下から冷たい空気を上にあげるために空圧を使う必要がなくなる。
オレゴンの冷たく乾いた空気はプラインビルに施設を設置する意思決定をするために重要な要素であった。「蒸発冷却には理想的なロケーションだ。プラインビルの気温は過去50年間、105度を越えていないのだ。」(Facebookのデータセンター・エンジニアリング担当ディレクターJay Park)
エアは、2階の「ペントハウス」と呼ばれるエアグリルから施設内に取り込まれる。そこには鎧板があり、取り込みエア量を調整している。次にエアはミキシングルームに進む。ここで外から取り込まれた冷却エアはサーバの排気熱と混合され、温度を調節する。
冷却エアは一連のエアフィルタと温度と湿度をコントロールするためのスプレイを適用するミストチェンバーを通る。エアは、ミストを吸収するもうひとつのフィルタを通り、その後、サーバエリアに通じるエアシャフトとなる床の開口部にファン・ウォールで送り込まれる。
「このシステムの美しいところは、ダクト工事が不要なことだ。エアはデータホールに直接降りていき、データセンター全体を加圧する。

ラックとサーバ

冷却エアは次に、カスタムラックに取り込まれる。これはホット通路のコンテインメント・システムに収まっている。ラックは3つ子のエンクロージャで、3箇所のスペースがラック用に用意されている。各ラックには1.5UのFacebookサーバを30台収納可能だ。各エンクロージャはネットワークポートの密集をサポートするためのラックトップ型スイッチが2つ付いている。
サーバはカスタマイズし無駄を省かれている。1.5Uのシャーシ(2.65インチ)はこのベアボーン的アプローチを反映した結果だ。「機能がないものはすべて省いた。ベゼルやペイントもない。多少高いシャーシを使っているのは背の高いヒートシンクを使っているため。40mmのファンではなく、より大きい60mmのファンを使うことができる。60mmのファンはより効率的だ。」(ハードウェアエンジニア、Amir Michael氏)
ケーブルとパワーサプライはサーバの前部に位置しており、Facebookのスタッフが、100度以上(摂氏37.8度)のホット通路側からではなく、コールド通路側で作業することができる。「これはハードウェアエンジニアとデータセンターのテクニカルスタッフとの協業による結果だ。」(同氏)
「ビール、チキンウィング、サーバでサーバインテグレーション・パーティを行った。両方の部門のスタッフは交代で如何に速くサーバをばらし、再構築できるかを目にした。多くのフィードバックを得、非常に速く斡旋ブルできるサーバを実現できた。

UPSと配電

Facebookが特に注目したものの1つは、配電であり、従来の集中UPSをベースにんしたデータセンターのデザインでは、複数のAC-DC変換で電力ロスが見られる。「電力設計を効率化すること注力した。」(同氏)
Facebookのサーバは、従来の208Vとではなく、277VのACパワーを使えるようパワーサプライをカスタマイズしている。これにより、400/277Vで建物内に引き込み、直接サーバに供給することができ、ほとんどのデータセンターで見られる、UPSや配電盤を経由することによるステップダウンを回避できる。カスタムのパワーサプライはFacebookが設計し、台湾とカルフォルニアをベースとするDelta Electronicsが製造したものだ。
ではUPSシステムは?Facebookはサーバにオンボード・バッテリを乗せることを検討したが、ラック列単位のUPSユニットにした。各UPSシステムは20個のバッテリを搭載し、
5連の48VのDCバッテリだ。Facebookのパワーサプライは2系統あり、1つはACユーティリティパワーともう一方はDCベースのUPSシステムだ。サージ抑圧と電源出力調整を管理するシステムも備えている。

Facebook、サーバとデータセンターのデザインを公開

アマゾンウェッブサービス(AWS)の障害後、データセンターの設計や運用に関する関心が高まっているようです。DataCenterKnowledgeというサイトでは、4月の閲覧数のトップ10は全てこのデータセンターの設計と運用に関する記事だったそうです。その中には、グーグルのデータセンターセキュリティ、Facebookのデータセンター設計、マイクロソフトのサーバとラックのカスタマイズなどが含まれています。
そこで、データセンターの話トップ10をご紹介しましょう。第5弾は、

Facebook、サーバとデータセンターのデザインを公開

Open Compute Project Server

業界の慣わしとはことなり、Facebookは、オレゴン州プラインビルにある新データセンターのデザインとスペックを公開した。このソーシャルネットワークはオープン・コンピュート・プロジェクトを発表した。すなわち、データセンターのエネルギー効率の高いデザインの詳細、サーバ、パワーサプライ、UPSユニットののカスタムデザインが発表された。
クラウドコンピューティング・プロバイダのRackspaceホスティングや、ゲーム大手のZyngaを含み、多くの主要なインターネット企業はオープン・コンピュート・デザインの要素を取り入れることを表明している。その間、サーバのベンダーであるDELLは、サーバにオープン・コンピュート・マザーボードのデザインをすでに組み込んでいると表明している。
多くの主たるデータセンター・プロバイダーは、データセンターのデザインや運用の詳細を秘密にしている。
The Fight Club Rule of Data Center Secrecy参照)(On the Cloud注記:この記事は英語のままです)
「我々が作るハードウェアの類を必要としているのは我々だけではない」(FacebookのCEO、Mark Zucherberg氏)
「ソーシャルアプリケーションを構築しやりたいことをやるためにはこれが一番簡単で最も費用効率が高い。」
「このアイデアは業界を前進させるものだ。」(FacebookのハードウェアエンジニアAmir Michael氏)「これは業界とベストプラクティスを共有するイニシアティブになる。我々はこの技術をビジネスの鍵として自社内に保持していくつもりはない。他社がもっと効率の高いインフラを構築する手助けをしたいのだ。」
FacebookはOpen Web Foundationライセンス下、スペックとメカニカルCADファイルを公表している。つまり、世界的、非独占的、費用なし、ロイヤリティなしの著作権ライセンスであり、再製、派生品を作るにも、完全にスペック通りに実装するにも、Facebookへの報告の義務がない」(同社)
オープン・コンピュート・プロジェクトで注目すべきデザインは、他社には簡単に実装できない。何故なら通常ではない配電とUPSに依存しているからだ。既存の運用を改良するよりも、新規構築から最大限の価値を引き出すというアプローチだ。さらにFacebookのデータセンター・デザインは、フリークーリングに依存している。サーバを冷やすために空調を使うのではなく、新鮮なエアを使うというもの。フリークーリングを使えるのは、地理的位置、涼しい気候の場所がベストなのだ。
しかしFacebookはこのイニシアティブに参加する業界のプレーヤーの意味あるリストを持っている。Advanced Micro Devices、Dell、HP、IntelはFacebookと共同開発する企業だ。さらにDellのデータセンター・ソリューションビジネスではオープン・コンピュート・プロジェクトのスペックに基づいたサーバを設計し、構築することになる。Synnexはオープン・コンピュート・プロジェクト・サーバのベンダーとなり、顧客のスペックに基づき統合し十分テストされたソリューションを提供する。
「Facebookはデータセンターとハードウェアの継続するイノベーションにとって、先進的なレファレンス・デザインに貢献した。」(DellのWorldwide Server Platforms担当副社長兼本部長Forrest Norrod氏)「我々は、このデザインから学び、さらに進化させる方法を探すため、似たような考えを持つテクノロジ・プロバイダやパートナーと協業することを待ち望んでいる。」
Rackspaceの会長Graham Weston氏は、Facebookがデザインし、オープン・コンピュート・プロジェクトで発表されたこれらのアイデアのいくつかは、何百万もの電力コストを節約できると話す。「我々は、データセンターに関し自身の知財を開発し、オープン・コンピュート・デザインが進むにつれ、それらのいくつかを公表するつもりだ。」
Zyngaも採用しそうだ。「オープン・コンピュート・プロジェクトと作業し、ペストプラクティスを交換し、電力消費の効率化、デザイン、管理性の分野で業界全体が進化することに貢献したい」(CTOのCadir Lee氏)

Facebookのサーバルーム

アマゾンウェッブサービス(AWS)の障害後、データセンターの設計や運用に関する関心が高まっているようです。DataCenterKnowledgeというサイトでは、4月の閲覧数のトップ10は全てこのデータセンターの設計と運用に関する記事だったそうです。その中には、グーグルのデータセンターセキュリティ、Facebookのデータセンター設計、マイクロソフトのサーバとラックのカスタマイズなどが含まれています。

そこで、データセンターの話トップ10をご紹介しましょう。第2弾は、

Facebookのサーバルーム

オレゴン州プラインビルにあるFacebookの新データセンターのサーバルーム(Hot Aisle Containment System) (写真提供:Alan Brandt)

オレゴン州プラインビルにあるFacebookの新データセンターのサーバルーム(Hot Aisle Containment System) (写真提供:Alan Brandt)

Facebookは、オレゴンにある新データセンターのサーバとシステムの写真および設計を公表している。金曜日にジャーナリストと地元の役人にプリンスビルの施設の見学を許可したため、実物を見てきた。Facebookのデータセンター・エンジニアリング担当ディレクターJay Par氏がデータセンターのビデオツアーを担当し、2箇所の設置場所を見せてくれる。ビデオでは、Facebookを支える数千のサーバ群があるデータホールの中を見せてくれる。同施設のために作成したカスタムのサーバ、ラック、UPSも見ることができる。ビデオは8分間だ。
(On the Cloud注記:最後の方で画面が真っ暗で良く見えないが、サーバ群で熱せられた空気が流れる通路。サーバ群は操作が必要なものはフロント側に位置するように作られており、背面側は基本的に人が入ることがないため、明かりがないらしい)
第2部では、Facebookがプラインビルの施設のために開発したカスタムのクーリングシステムを紹介している。

グーグルのデータセンター・セキュリティ

アマゾンウェッブサービス(AWS)の障害後、データセンターの設計や運用に関する関心が高まっているようです。DataCenterKnowledgeというサイトでは、4月の閲覧数のトップ10は全てこのデータセンターの設計と運用に関する記事だったそうです。その中には、グーグルのデータセンターセキュリティ、Facebookのデータセンター設計、マイクロソフトのサーバとラックのカスタマイズなどが含まれています。

そこで、データセンターの話トップ10をご紹介しましょう。

グーグルのデータセンター・セキュリティ

テープ・ストレージ・モジュール(サウス・キャロライナにあるグーグルのデータセンター内)

テープ・ストレージ・モジュール(サウス・キャロライナにあるグーグルのデータセンター内)

[本記事のオリジナルは4月22日に投稿されたもの]

グーグルは本日、自身のデータセンターにおけるセキュリティとデータ保護業務を紹介するビデオを公表した。これには、サウス・キャロライナのデータセンターにおけるいくつかの興味深い場面が含まれている。

このツアーの大部分は物理的なセキュリティとアクセスコントロールに焦点が当てられている。すなわちセキュリティゲート、バイオメトリックスツール(ここでは虹彩スキャナ)だ。また欠陥や故障のハードドライブの消去と破壊の手法を紹介している。そこにはオンサイトのディスク・シュレッダーも含まれる。4分の時点では、データセンター内の様子がちっらと見える。写っているラックはテープライブラリだ。ビデオ自体は7分もの。

ビデオの最後の方で、グーグルはビデオで紹介されていないセキュリティ対策もあることに言及している。ただ存在すると言っているだけだ。

その他、2009 Data Center Efficiency Summitでグーグルのデータセンターについて紹介されたものは以下の通り。

プライベートやハイブリッドは企業にとっての答えか

筆者が今最も気に入っている会社はAppirioという米国のクラウドソリューションプロバイダです。尖がった考え方を高く評価しています。そのAppirioのブログに「CIO向けガイド:クラウドコンピューティングとオンデマンド」というのがあり、これをネタにクラウド活用を考えてみたいと思います。

その4つ目は、プライベートやハイブリッドは企業にとっての答えか
プライベートクラウドは、ちょっと気取った名前をつけたデータセンターに過ぎない。もちろん、データセンターでは、最適化や仮想化などを検討しているはずだが、パブリッククラウドで検討しているレベルに達していない。

大事な点は、データセンタービジネスからどのように離れるかだ。

プライベートクラウドの推進者は、データセンターに何かを販売しているか、運用している会社だ。パブリッククラウドが共有インフラを推進することは自身の利益に反するのだ。IBMのグローバルサービス担当がアマゾン、グーグル、セールスフォースを利用した開発を顧客に薦めているところを想像してみてほしい。仲間がハードウェアやソフトウェアを販売するのを邪魔するだけでなく、プロフェショナルサービスを提供することも邪魔することになる。何故ならオンデマンドプラットフォームでは、インテグレーシャンやアプリケーションの開発は非常に容易だからだ。